最近
東京オリンピックがとんでもないことになってる。
競技場の設計デザインが変わると思えば
とうとうエンブレムデザインも白紙撤回。
安易ですね
いったい今まで何をしてきたんでしょうね?
誰のため、何のためのデザインなんでしょう。
曖昧に役割分担して
本質を見失ってるような・・・
日本人は変わってしまったのかな
悲しいね。
昨日、午後からの会議が早く終わったので
近所の美術館へ行ってみました。
最近、「ななつ星」の列車などで話題の工業デザイナー・イラストレーター
水戸岡鋭治さんの展覧会
懐かしくもポップなイラストが印象的です。
以前、福岡の「ホテル海ノ中道」にご飯を食べに行った時
リーフレット等のイメージが当時人気だった
「わたせせいぞう」っぽいな
と思って見てたことを思い出しました。
プロフィールを見ると
氏はこのホテルの仕事が
脚光をあびる取っ掛かりとなっていたようです。
「そうなんだ」
当時はメディアも限定されていて
そんなタッチのイラストが人気の時代で
似ているものだったのかもしれませんが
今ではJR九州の車両や駅舎など数々のデザインとして息づいています。
これが氏のオリジナルなんです。
制作過程のスケッチなどを見るにつけ
単に車両や座席のデザインだけでなく、車掌の持つバッグに至るまで詳細に検討されていることに感激しました。
外から見るのは一瞬ですが
その背景にはモノ凄く緻密な考察がなされているのだと思いました。
工業デザイナーとはそんな仕事なんでしょう。
プロの仕事を見せていただきました。
自分はデザイナーではありませんが
毎日の仕事を
ここまで緻密にやっているかと反省させられたのでした。
やっぱ真似できないね。
自分も自分自身のオリジナルな仕事をしよう!
デザインか〜
見てくれでは判断できない気がします。
制作者自身も作品の一部なのかもね。
パクリとかネットで騒ぎ始める最近の日本人って
軽いな。
比較することはあまりにも簡単
コピペも安易
だけど自分が世界に一つだけの存在であることは確かなことで
自分で表現したものは自分自身でもあります。
誰にも認められる
自分自身に正直なオリジナルを生み出すことは本当に大変なことなんですね。
ネット上のデジタルデータだけで判断するのではなく
生のものに触れることも大事ですね。
たまには美術館も行くもんだ。