昨日は大分県中小企業団体中央会主催の「農商工連携人材育成塾」3回目の参加でした。
大分県の野菜や果樹の現状と今後の課題と今後の戦略などについてのお話でした。
農業現場の厳しい質問が県の方に投げ掛けられていました。
大分県農業は高齢化も進み、耕作面積は減り、生産量も減ってきている。
大規模農業での新規就農を推進し、異業種からの参入も出てきている。
現状の小規模農家からみれば、競合者の増加を勧めてることになるのか。
いろいろありそうだな。
さて、基本に戻り大分県農業の特徴は?
県内の耕作地の標高がゼロメートルから900メートルまであり、九州にありながら、東北や北海道の気候まで併せ持っているということだ。
これは出荷時期や作物の品種に多様性が出て有利になるという。
(これは養蜂においても言えることで、実際に県内を移動することで年間を通して飼育している。以前は季節の花を追って鹿児島から北海道まで移動していたと聞いていますが)
『いろいろあるよ、大分県。」
これでは難しい。
器用貧乏というか、何でもありは何にもないだ。
京都の「京野菜」みたいな決定打がない。
「大分の野菜といえば?」
これを大分の人が言えなければ、他県の人に売るものはできないと思う。
それは県が進める戦略品目でよいのか、農家の方も不安なんだろう。
皆それぞれにいろんなことを勉強しなきゃね。
最終的にお買い物をするのは、消費者の皆さんであることを忘れないように。
作りたいものと売れるもののマッチングがこの農商工連携には必要なのだ。
今日、久々に海産加工食品を製造している従兄弟と電話で話した。
お中元をいただいたので、お礼の電話をして食品業界の話を聞いてみた。
(鳥取なのに、なぜか沖縄のもずくを作ってる)
厳しそうだ。
海外というよりは同業者との生き残りをかけた競争になってると。
もはや単なるモノづくりでは生きていけないという。
モノを通して何を提供するのか。
必死に新しい価値を探しているという。
業界にこだわらない柔軟な発想が必要みたいだ。
食料品の枠を飛び越えるのか?
でも漁業はまだ遅れている業界なだけに可能性はあるという。
まさに僕が農業に感じていることとピッタリ意見が合い嬉しくなった。
きっと彼は新しい価値を見つけると思う。
お中元のお返しは何にしようかな?
蜂蜜?みかん?かぼすジュース?
迷うことなく発想出来れば、それは既にブランドである。
《今朝の荘園だより》
庭のゴーヤが結構はびこってきました。
玄関前の階段の上はゴーヤの棚に。
夏の暑さは植物を育てるエネルギーなんだな。