なんとなく元気

なんとなく元気なつもりで・・・

進化論

先日テレビで「進化論」についてやっていた。
提唱者はダーウィン
当時としては「人間を自然の一部である」と説く進化論は異端的な発想であったのだろう。
「万物は神によって創造された」とし、人間はどこまで遡っても人間と説くキリスト教には困った思想だった。
ガリレオの地動説のようだ。
そしてダーウィンの研究の根底には奴隷制度への反発があった事には感心した。
人間は白人も黒人も我々黄色人種種の起源は同じなのだから
差別してはいけないのだと。
深いな。
単なる生命の変化の歴史の研究という事ではないのだ。
現在では進化論が
あの新幹線N700系を作ったのだ。

進化計算という手法でコンピューターでデザインされたものなのだ。
様々なデザインを掛け合わせて新しいデザインを作り出していくと、空気抵抗や騒音、積載乗客数の理想型が見えてくる。
しかしあるところまで行くと平均化してしまう。
そこで「突然変異」のデザインを投入する事で理想を超えるデザインが誕生したのだという。
凄いな、進化論。
これは、全ての生命に可能性があるという事だ。
進化とは変化に適応できるようになることと自分は解釈していますが、
今ある優れていたり、強いものだけでは新しい進化は望めない。
劣っていたり、弱かったりするものも必要なのだ。
優勝劣敗とは限らない。
世の中の変化に適応していくには、今ある最高のものではなく、振り返られることもない価値観を掘り返してみることも意味がある。
イノベーション」には異端児が必要なのだ。
もう一度、世の中を耕してみよう。