なんとなく元気

なんとなく元気なつもりで・・・

あ、暑い。

昨日から降っていた雨が、
午後になると急激に回復し、
この季節にはおかしいくらいの暑さです。
おかげで、傘を某カーディーラーに忘れてきてしまいました。
陽気は人をウッカリさせる。
慌てて洗濯物を干し、落花生の天日干しを再開した。
何事も無精で良いことはありません。
自然に即して生きるとは、こんなことを言うのでしょうか。
臨機応変
生きるとは、気を抜けないのだ。
今思ったことを、即行動にできなければ生きていけない。
思考と言動、そして行動がほぼ同じスピードでactionできれば、
失敗も経験という財産にできる。
そのスピードが遅いと、取り返しのつかない傷になるのだろう。
今日は、思考を現実のモノにする行動をやってみた。
先日仕込んだ「ゆず胡椒」を製品化してみたのだ。
パッケージをデザインし印刷、計量、瓶に充填して一つの商品として完成させてみた。
一応体裁はできた。見栄えは悪くない。
味は?
ゆず胡椒です。
辛いです。
つい味見をためらってしまう。
しかしこのままでは「思考」の域を脱することはできないのです。
「辛い」という、強烈ではあるが微妙なニュアンスを伝えられることこそが本当のコミュニケーションではないかと最近思うのです。
見たり聞いたりして誰もが明白に判断できるようなものは、もはや情報としては陳腐なものになってしまっているのではなかろうかと。
味や風味のような感覚こそが「実感」を裏付けるセンスなのだと思うのです。
現代でいうバーチャルを超えてこそのコミュニケーション。
それを共感する事に価値が生まれるのだ。
夕飯時「ゆず胡椒」を使ってみた。
思っていたほどの激辛ではなかった。
かえって肉や野菜の甘みや旨味を引き出していることに気がついた。
それは、今日飲んだワインにも言えることだった。
スッキリした飯が食いたい。
ボジョレーも飲むタイミングがあるのだ。
我々は「味」を、単なる刺激信号としての味覚データを確認しているのではなく、自分の体調や好みといった刹那に感じる欲求と照らし合わせながら、双方向でコミュニケーションをとっているのではないだろうか。
今日は「辛い」気分ではない日もあるのだ。
野菜だけの優しい味もいいものです。
ゆず胡椒はそれ単体では何のおかずにもならないんだな。
陰にあって活きる。
何かのお役に立つ存在なのです。
量や質を超えるためのエネルギーを与えてくれる。
活性剤、あるいは意欲促進剤。
今自分は「ゆず胡椒」になりたいような気がします。