実家のモノを処分しながら
時代の変化を垣間見ます。
「衣」について
和服なんて滅多に着ませんよね。
持ち主ですらほとんど纏うことがなかったようです。
もともと呉服屋だったのが
洋装店に変化したぐらいですし。
日本人が着物を来て歩いてる光景なんて
テーマパークかイベントぐらいしか見ることが無くなるのでしょうか。
「衣」ってまさにファッションなんだよ。
(原始時代は帯なんてしないだろうし、呉服っていうくらい渡来の文化なのだ)
「食」について
食器類がたくさん出てきましたが、
お膳なんて今では使いません。
しかも40人分なんて
旅館か何かでなければ・・・
広い畳の部屋が必要です。
でも、食器類は今でも使えますね。
欧米化が進んでいますが
『食』って変わりにくいモノなのかもしれません。
今でもお箸でご飯食べてますもの。
(日本人は米を食べて遺伝子を繋いできたのだ)
変わらないもの
というよりは、変えない方が健康である気がします。
(最近は食がファッション化しているようで気になります)
結局
暮らしぶりは、個人の住空間と共に変化してきたのかも。
昔は近所の集まりや宴会を自宅でやってたりしたのが
今では
大勢で食事するのは学校や食堂なんかになった。
そういえば
葬儀も自宅ではなく、葬儀場だよね。
今の日本では、個人の「住」空間を皆で共有しなくなってる。
コミュニケーションの場は、スマホのようなモノに。
生身のコミュニケーションを大切にしたいな。
せめて親戚が集えるくらいのスペースは欲しいけど
今の日本には余裕が無いのかも
否、今の我が家にはね。
失っていくモノは多いけど
何を得たのかな?
時代を使い捨てていくようで少し寂しくなりました。