なんとなく元気

なんとなく元気なつもりで・・・

商売の本質とは

昨日買い物に行ったのですが、いろいろと考えさせられました。
買いたかったのはガスコンロ。
高齢の両親の二人暮らしで、コンロの火の消し忘れが心配になった(どうも何回かやってるようです)ので対応できる商品がないかと思いまして。
欲しい商品は
「安全に高齢者が使いやすい調理用のコンロ」です。
現在熱源ははLPガスですが、安全のためにはIHも考えました。
問題は「高齢者」だということです。
使ったことのないIHで、鍋を使い分けたり、火が見えていないので火傷なんてことはないだろうか?
いろんなことを総合的に聞きたかったので、某量販店にお伺いしました。
たまたま対応した人がそうだったのかもしれませんが、
商品知識が無さ過ぎました。
最初に「高齢の両親の火の消し忘れが心配なんです」って言っているのに、
商品機能のようなカタログデータを並べ立てるだけだったのです。
「消し忘れ防止機能って何?」「焼け焦げ防止機能って何?」
温度で判断するのか、時間で判断するのか?
こちらが聞くことに対しても、いちいちメーカーへ確認電話を入れて聞くのです。
これでは又聞き状態でスムーズなコミュニケーションが成り立ちません。
高齢者本人が来店した場合、商談にならないか押し売りのような結果になるんじゃないかなと思ったのでした。
欲しかったのは「安心」だったのですが、一所懸命に「コンロというモノ」を売ろうとしていたのです。
「消費者」と「販売者」
それぞれの思惑があって、それが合致して初めて商談成立じゃないのかな。
双方向のコミュニケーションだと思うのですが。
何だか最近、「モノの量」を「価格」で交換しているような気がします。
インターネット通販が台頭し、商品知識を持った小売店が減少する中、高齢者はどうなるのでしょう。
人はいつから商品やサービスという「モノ」を「お金」と交換するために商売をするようになったのかな?
自販機でいいじゃん。
もう少し商売の本質を勉強してみようと思いました。