なんとなく元気

なんとなく元気なつもりで・・・

最後の試合に拍手

今日は湯布院で息子の部活、ラグビーの試合。
息子をはじめ3年生は、この試合に負ければ最後の試合となる。
さて、どんな試合を見せてくれるのでしょうか?
相手は全国大会常連の大分舞鶴高校。

昨年の秋は178−0で負けている。
前半開始。
さい先よくペナルティキックをゲット!
これが入れば、3-0で先制だ。
湯布院は風が強く吹いていた。
アゲインストの風は、ボールをゴールポストに当てて外した。
「残念」
唯一、舞鶴に勝ち越すチャンスだった。
しかし、今日の彼らはどこか違っていた。

1人の相手に対して必ず複数の人間でタックルに入っていく。
まるで、蟻が大きな相手に集団で向かっていくように。
基本的なスキルの差と体格は、一目両全であるが、
気持ちは互角といってもよいのではないか。
負けてなかった。
逆に舞鶴のミスを誘う。
0-29で前半終了。
そして後半へ
気持ちは切れていなかった。
3トライ奪われながらも果敢に立ち向かう。
かくして1チャンス。
舞鶴ゴール前に攻め込んだ。
ボールは舞鶴ボール。
舞鶴選手のキックの瞬間、前へ飛び出しチャージ。
一気にそのボールをゴールへ持ち込んで
「トライ」
ついに得点できた。
気持ちが切り替わったのか、それ以後の彼らの動きは違っていた。
「自分たちにもできる」と確信した瞬間だった。
最後まで攻め続けた。
両者それ以後得点できなかったが、見応えのある試合だった。
最終的には5-48でノーサイド
大差ではあるが、彼らなりに納得できた試合ではないだろうか。
昨日、監督が
「相手を舞鶴と意識しなければ、よい試合ができますよ」
と話されていた。この事か。
人間は「気持ち」で行動が変わる。
何事にも自分を、仲間を信じ、逃げないことだ。
世の中に『絶対』はない。
可能性を信じて最後まで闘った彼らに拍手を贈ろう。
「おめでとう諸君。お疲れ様3年生。そして感動をありがとう」

今日の湯布院は半袖ではとても寒かったが、胸にあたたかいものが残った。
私の保護者会の仕事も一区切り、ということです。
皆さんご協力ありがとうございました。