我が家に土鍋がやって参りました。
とてもデリケートな道具で、使用前の準備が必要です。
一度慣らすというか、弱火でじっくり水からお粥を一時間ほど煮ます。
そのあと48時間置いておきます。
中身を捨てたら鍋を洗って乾くのを待ちます。
水が付いているとヒビ割れの原因になります。
何て手間のかかる奴なんだ。
洗うのだって洗剤は使うな、硬いたわしも使うなと制約だらけ。
最初の作業から3日ほど経ち、やっと最初の料理にかかれるのです。
折角なので「ごはん」を炊くことにしました。
やはり電気釜とは違います。
香りというか風味があるのです。
ごはんをおかずにごはんが進む感じ。
美味いです。
でも、炊き上がると急いで鍋から他の器に移さないと熱でカリカリになってしまいます。
ノンビリしてると、底にごはんがこびりついて後片付けが大変です。
厄介な道具だ。
ズボラなかみさんには向きません。
かくして鍋奉行ならぬ鍋方に就任となったのです。
何だか先が思いやられる今年の冬であります。