この季節になると酒どころは忙しい。
新酒が出回る季節なのだ。
搾りたての生酒。
日本のお酒、日本酒のシーズンだ。
今夜はカミさんが先日京都伏見から買ってきた新米原酒をいただきます。
濃厚です。
それにしても、いつから日本酒は「乾杯」の座をビールに明け渡したのであろうか。
ビールで乾杯、巷でありふれた光景である。
亡くなられた某酒造メーカーの会長がよく言われてた。
「泡と消えるもので乾杯するかな?」と。
そうですよね。
ビールで乾杯は庶民のささやかなシャンパン気取りなのでしょうか。
今まで、地鎮祭や竣工式などのイベントをやってきましたが、
神事の乾杯ではビールは経験したことがありません。
「神酒拝戴」といいますが、まずビールはお神酒にお供えしない。
泡と消えるというか、気がぬけるからなのだろうか?
乾杯をセレモニーとするならば、王道はやはり日本酒でしょう。
ビールも美味しいですが、最初の乾杯だけでも日本酒にしましょうよ。
なんて飲兵衛の世迷い言。
今夜のメインは我が家で定番となった土鍋で作る「みぞれ鍋」
我が家で取れたゆずで作った自家製のポン酢と柚子ごしょうでいただきます。
さすがに酢はうちでは作れてません。
酒が古くなると酢になるのかな?
鍋はあったまります。
大根おろしがとても優しい感じです。
カミさんによれば、餅をごま油で焼いて香ばしくしてあるのが味噌らしいです。
でも、味噌は入っておりません。
日本酒と鍋の相性は冬には持ってこい。
あったまりました。