なんとなく元気

なんとなく元気なつもりで・・・

お祭りと価値観

昨日は「大分七夕まつり」の初日。
あいにくの雨でしたが、無事イベントは実施できたようです。

ねぶたのちっちゃい山車をねります。
「府内ぱっちん」と言います。
まつりに参加している方には雨なんて関係ないのでしょう。
困るのは観客の皆さんだけです。
雨の降る日もありますわ。
それにしても、お祭りっていつから見せるモノになったんだろう?
今年、京都の祇園祭を見たけれど、よそ者にとってはまさに見世物だった。

でもお祭りは、見るものではなく、参加するものではないかと思います。
今まで大分七夕まつりには裏方として参加していましたが、今年は傍観者。
参加していないとヤッパリ寂しいものです。
時間を共有し、心意気に共感し、共に動く。
そこにはリアルな価値観を持ったコミュニケーションがあります。
価値とは自分勝手には発生しない。
作物を作ったり、工業製品を作ったりしても、「美味い」とか「便利」と共感してくれる人がいなければ、無駄。
双方向の意思疎通と共通の価値観がコミュニケーションには必要。
だから、モノづくりにはお祭りの心が要るんですね。
作る人も、使う人も「ワッショイ」と共感して熱くなれるお神輿が必要なのです。
価値観というお神輿が。
現代でいえば、ECOであったり、安全であったり、アンチエイジングであったりするのかもしれません。
いろんな価値観があります。
ただ言えることは、競争ではないということです。
競い合っても意味はない。
肯定する人がいる限り、そのお神輿は存在していい。
そのコミュニティが大きいか小さいかの違いなのだ。
ただ陳腐化しない為に常に進化する努力は欠かせないけどね。
お祭り万歳!
新しいだけが価値じゃない。
続けることにも意味はある。


お祭り担当者の皆さん、お疲れ様です。
年に一度のハレの日に今年も会えたことに感謝しよう。