「海賊とよばれた男」
読み終えました。
出光興産創業者の出光佐三氏がモデルです。
今の日本にいてほしい人。
というか、本当の日本人なのだ。
(一度会ってみたかったな)
金の為に商売していない。
ビジネスの世界にありながら、商人でもなかった。
★出光佐三の言葉(「出光創業100周年記念スペシャルコンテンツ」より)
商人はいらない。しかし、生産者も消費者も増えていく中でその生産者と消費者が直接取り引きすることはできない。
この中間にあって生産者に対しては、
『消費者はこういうものを希望していますよ。』
ということを知らせて生産の方向を決める。
また消費者に対しては、
『こういう新しいもの。こういう便利なものができましたよ。』
ということを知らせて消費者の便宜を図る。
いわゆる生産者と消費者のためになる、配給者としての商人は絶対に必要である。」
金があるのにまかせて、問屋業をやって中間搾取をする。またある問屋業は、金によって買い占めをやって儲けるというようなことが、当時はあったんです。
「中間搾取はしちゃならないが、生産者と消費者の間にあって、配給を簡素化する商人は絶対に必要である。」
配給論、倉庫論をやっておられた内池廉吉博士という方がとある講演で言われた。
私は「これだ。これをやろう。」ということで、私の会社が消費者に直接売る形を作りました。「消費者本位の石油業」という言い方をしていますが、中間の無駄を省く、今の「流通革命」なんです。
と氏は仰っています。
まさに現代。
世の中は氏の言われる方向へと変化しているようです。
私は今
6次産業化のプランナーとして生産者と消費者の中間にいる存在ですが、氏を見習って既成の常識にとらわれない新しい社会構造を作りたいと考えます。
皆が「仲」よくできる社会づくりを。
もはや争って生き残れる時代ではないと思います。