会社の先輩のお母様が亡くなられ、通夜に参列した。
身内を亡くすということは、本当に悲しいことである。
以前、営業という仕事柄から
他人の通夜や葬儀に参列する事が多かった。
その都度、離れて暮らしている両親の事を思い出したものだ。
それが最近では、毎年のように身内の葬儀に参列している。
去年は叔父、一昨年は叔母。
そんな年頃か。
全く!
儚い存在ではないか。
命、そしてその最後に訪れる死。
人はその存在を知りながら、
怖い物を避けるように、敢えて忘れようとする。
忘れてはいけないのだ。
自分が生きている今を大切にするということは、
大事な物を忘れないと言う事なんだ。
今の時代なのか、
今日の通夜の様子はインターネットで映像を配信するのだそうだ。
亡くなられた方を思い出し懐かしむ事ができるのは便利だ。
でも、後悔先に立たず。
亡くなって思い出すのではなく、
自分にとって大切なのは何なのかを
思い出すと言うか、確認すると言うか、
そうした行動を毎日しておかなければいけないと思った。
お金や仕事よりも大切なものが沢山あるような気がする。
自分を思い出してくれる人にも「感謝」だ。
そんな感謝の気持ちを伝えられれば、
後悔しない人生がおくれるような気がする。
最近、なんだか宗教っぽいな。
何も考えずに突っ走っていた若い頃が懐かしい。
一句、
通夜の夜 遠くのひとを懐かしむ。