なんとなく元気

なんとなく元気なつもりで・・・

明るい農村

土曜日は久しぶりに「農商工連携人材育成塾」
学ぶところの多い日でした。
大分県は農業者の高齢化や減少の中で、人材確保のためにいろんな形で就農の為の援助をしている。
就農された方が農業だけで生活できるようになることを目指すと。
それに対して、塾に参加された方からは現実は厳しいとの生の声も聞いた。
就農にあたって借金が膨らみ、その返済に追われて最後には離農してしまうケースもあるのだ。
「明るい農村」とは難しいものだ。
でも農家が無くなっていくと困ったことになる。
食料自給率の問題もあるが、もっと重大なことだ。
日本は水の豊かな国ですが、その水の多くを農業、特に田んぼが支えているのだ。
山の保水力もありますが、田んぼに貯められた水はダムと同じなのです。
経済的な金額にすると全国で8兆円くらいの価値があるといいます。
その小ちゃなダムがどんどん枯れていくと日本は水すらも失ってしまうのかもしれません。
よく言う「温暖化」も田んぼの水が減って起こっているのかもしれないな。
新たにダムを作るよりも田んぼを増やした方がいい。
お隣の県、熊本では将来も熊本市の水を確保する為に農業者を補助し、市民はその農業者が作る作物を購入するのだという。
地産地消なんだけど、単純に輸送コストやCO2排出だけのことではなく、地域は地域で支えるという姿勢が大事なんだと思うのです。
ここには消費者と農家に、お互いを必要な存在とする関係がある。
「明るい農村」があるような気がしました。
生産者が市場や小売店、消費者の視点で考えることも大事なのですが、逆の立場の人たちが考えることも多いです。
そこにはコミュニケーションが必要なのです。
単に食料というモノを売り買いするのではなく、お互いの立場を意識し合うことです。
生鮮品売り場の方はそれを伝える人であるべきだし、生産者も嘘のない正しいメッセージを提供するべきなのです。
商品自体は栄養補給という機能を持ったコミュニケーションツール、媒体となる。
確かな情報を持った商品作りが大切なのだ。
いろんなことを考えさせられたのでありました。


そして夕方、
飲み会です。(最近飲み過ぎてますよね)
これも大切なコミュニケーションということでお許しを。
今日のメンバーは、会社時代にお世話になったMさんのお仲間で現在久住で農業をやっている方たちです。
お酒は焼酎。

明るい農村
「明るい農村」です。
皆さん養蜂のことは珍しく、いろんなお話を聞いて頂きました。
試作品のはちみつをお披露目し、ご意見も頂戴しました。
そして炭焼きの話やしいたけの話など農業のことから、Mさんの釣りの話。
杯を交わすごとに話は広がり、台湾に住んでいたUさんの話では皆で台湾に行こうという事になって・・・。(Mさん、娘さんが台湾にいるらしい)
酒飲みは怖いです。
どこまで盛り上がるかわかりません。
「明るい農村」を満喫し、
「明るいとうさん」もしくは「あ、軽いとうさん」と化してしまいました。
でも、今日は私よりかなり先輩の方々との飲み会でしたのでヘッドバットは無し。
皆さん、ありがとうございました。
また次回。
ということで定例会となってしまいました。
今度、久住に遊びに行ってみよっと。