なんとなく元気

なんとなく元気なつもりで・・・

研修バスツアー

15日第3土曜日は
大分県農商工連携推進センターの例会
今回はバスツアーを企画して研修です。

朝9:30大分駅を出発!
(参加者は16名)
最初にお伺いしたのは大分市
「タモギタケ」の栽培工場を見学

九州では珍しい黄色いキノコ。
サプリメントの開発も進めているのだそうです。
(大手が手がける前にブレイクするといいですね)
続いては、杵築市山香のKさんのヤマイモ畑。

700本くらい植えているのに商品として販売できているのが2割程度。
勿体ないですね。
「山香の山芋」は皆でブランド化していきたいと思います。
今の時期はキュウリを出荷されているということでお土産にキュウリをいただきました。
(Kさんありがとうございます)
お昼になりましたので
安心院の「朝霧の荘レストラン」で昼食。
食後には、
安心院葡萄酒工房」を見学して


いろんなワインを試飲しました。
(試飲というよりも・・・)
続いて実際に生産しているOブドウ園の見学です。

ぶどう狩りを楽しみました。
こちらの農園は海藻を肥料とした「アルギット農業」なのだそうです。
農薬もほとんど使っていないので採ったブドウはパクパク胃袋へ。
「ベリーA」と「キャンベル」という品種です。
親子で農園をされていますが、お母さんは80歳を超えるご高齢で頑張っていらっしゃいます。
自家製ワインも飲ませていただきました。
(来年も元気で良いブドウが採れるとよいですね)
ブドウ三昧の安心院を後に由布市塚原へ。

こちらではネギの栽培を研修です。
台風が近づいているので、急いで収穫している最中でした。
(自然の力にはかないませんからね)
曲がったり細かったりでA、B、Cの等級分けをして出荷するのだそうです。
いちばんの問題点はC級品をいかに販売するかということ。
市場に出せば、梱包する段ボール代の方が高かったりするのです。
大量に出荷できるメリットだと思いますが、C級品は業務用に出荷するのだそうです。
(業務用は形は関係ないんですね)
規模の問題。
農家がここまで資本をかけて大規模にやれる?
家族で細々と兼業でやっているのが現状のような気がします。
個で対抗するのならば、「独自化」(ブランド化)をどれだけ進められるか。
規模で対抗するならばネットワーク化だけど、どうやって均質を保つのか。
あらためて現実を見たような気がしました。
勉強になりました。
お土産にネギもいただきました。
(Hさんありがとうございました)
本日の研修はこれにて終了。
皆さんの感想などを述べ合いながらバスは帰途へつきました。
夕方5時には大分駅で解散。
皆さんお疲れ様でした。
(感想)
体験しなければ現実は見えてこない。
これから1次産業の高齢化が進んで、異業種からの参入や企業化が進んでいくのかもしれません。
でも、人の生命を支える「食」が、市場競争みたいなものに振り回されて欲しくない。
その相手は自然であり、最前線にいるのは生身の人間なのだ。
作る人も食べる人も。